避難所開設・受付・運営訓練のレポート
2020年 8月17日(月) 9時30分-11時30分
掲載日 2020.8.18
8/19更新
風水害時の避難所は、新型コロナ感染にも対応する必要があります。
我孫子市では8/17、市の職員による避難所の開設・受付・運営の訓練を実施しました。また近隣の自治会や地域の民間防災組織にもお知らせがあり、若松防災防犯委員会からも、見学に参加しました。

・訓練会場の第一小学校の体育館。この日は午前中から35℃を超える猛暑日になりました。見学する人たちは体育館前のテントに集合して、開始を待ちました。 ・9:30から予定どおり訓練がスタートし、市役所の各部門からの参加者でミーティングを行っています。自治会などからの見学者は、2階の通路から見ていますが、このあとはフロアに降りて見学しました。
・コロナ感染対策のため、間隔をあけて小間を配置していました。そのため収容人数は大きく減少します。本番の災害で多くの避難者が発生した場合に、避難所の数を3倍に増やせるのか、または学校の各教室も避難所にあてるのか、などが課題です。 ・「ファミリールーム」と表示がある小間テント。家族単位で利用するのでしょう。
・段ボールベッドが配置された小間もありました。設営の様子を見ていると、小間の仕切りやテントを組み立てるのに比べて、この段ボールベッドを作るのに手間と時間がかかっていました。 ・受付訓練のようす。避難してきた市民の役も市の職員が担当して、受付票に記入したり申告を行っています。発熱がありそうだと申告した人には検温を行って、別室に案内します。避難してきた全員を検温することはしていません。
避難者の役割の人たちに、責任者が「真剣にやってください。やれない人は退出して結構です」との叱声が印象的でした。
市役所職員の訓練としては、想定外の注意と感じました。
・我孫子第一小は、ペットも連れていける避難所ということになっていますが、この日はペットに対応する訓練は実施していませんでした。
ケージは避難所に用意されているわけではありません。各自が持参する必要があります。犬については、うるさく吠えないしつけを日ごろからしておきましょう。
・災害本番で第一小へ避難する場合、校庭を駐車場として開放するのかどうかが、よく分かっていません。ペットのケージを持って行くにも、上り坂の歩行が困難な高齢者を連れていくにも、避難所に駐車場は必須ですから、第一小を避難所にする場合は、それが課題でしょう。
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